被災後の住宅ローン減免制度は?利用するための条件も解説

不動産コラム

野村 朋洋

筆者 野村 朋洋

不動産キャリア20年

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被災後の住宅ローン減免制度は?利用するための条件も解説

突然の自然災害によって自宅が被災し、住宅ローンの返済に不安を感じていらっしゃる方は少なくないでしょう。
住まいを失ったうえに残債を抱えるという状況は、今後の生活再建を妨げる大きな壁のように感じられるかもしれません。
そこで本記事では、被災後の住宅ローンの返済義務や、経済的な再スタートを支援する減免制度の仕組みとメリットについて解説いたします。

自然災害により被災した家の住宅ローンの返済義務と保険金の関係

住宅ローンを組んでいる家に自然災害で被害が出た場合でも、原則としてローンの返済義務は継続するので注意が必要です。
ローン契約は建物そのものに対するものではなく、金融機関から借りたお金に対する債務のため、たとえ建物が損壊したり滅失したりしても、返済の必要性は変わりません。
そのため、被災によって家が住めなくなったとしても、残ったローンと再建のための費用という2重の負担を抱えるリスクが生じます。
火災保険や地震保険に加入している場合は保険金を受け取れますが、設定された限度額や補償割合によっては、被害額全額には満たないことが一般的です。

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被災した家の住宅ローンの減免制度「自然災害債務整理ガイドライン」

自然災害によって住宅ローンの返済が困難になった個人を救済するための制度として、「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」があります。
これは通称「被災ローン減免制度」と呼ばれており、金融機関などの債権者との話し合いにより、裁判所の手続きを経ることなく、債務の減額や免除が受けられる仕組みとなります。
とくに、被災によって自宅再建のための新たなローンが必要となる場合、既存のローンとの二重ローン状態に陥ることを防ぎ、経済的な再生を可能にする点が重要です。
制度の利用を希望する場合は、まずは借入残高が多い金融機関に相談し、手続きを進めるのが一般的な流れです。

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被災ローン減免制度を利用するメリット

被災ローン減免制度を利用するメリットは、債務整理をおこなったことが個人信用情報機関に登録されない点にあります。
これは、自己破産などの法的な倒産手続きとは異なり、その後の新たな借り入れやクレジットカード作成などに影響が及ばないことを意味します。
また、被災状況や生活状況に応じて、預貯金などの一定の財産をローンの支払いに充てずに、手元に残すことが可能です。
さらに、弁護士などの登録支援専門家による手続き支援を、原則として無料で受けられるため、専門知識のない方でも安心して手続きを進められるというメリットがあるでしょう。

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まとめ

自然災害で自宅が被災しても、住宅ローンの返済義務は継続し、保険金だけでは被害額を全額カバーできないことが多いです。
この2重の負担を軽減するため、「自然災害による被災者の債務整理に関するガイドライン」が設けられています。
この制度を活用することで、信用情報に登録されることなく、生活再建に必要な財産を手元に残しつつ、債務の減額や免除を受けられるというメリットが得られます。
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