家のガス設備は都市ガスとプロパンガスどっちがいい?都市ガスのメリット・デメリット
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引っ越しをすると環境や設備などさまざまなものが変わりますが、場合によっては家のガス設備が変わるケースもあります。
普段あまり意識することがないガスですが、ガス設備には「都市ガス」と「プロパンガス」の2種類あり、それぞれ特徴が異なります。
ここでは、都市ガスとプロパンガスそれぞれの特徴やメリット・デメリットについてご紹介します。
家庭のガス設備における都市ガスとプロパンガスの違いとは?それぞれの特徴
都市ガスとプロパンガスの大きな違いは、原料、供給方法、料金体制です。
メタンを主成分とする都市ガスは、液化天然ガスが主な成分となっているのに対し、プロパンガスはプロパンやブタンが主成分となっているため、液化石油ガスを原料としています。
どちらも輸入されていますが、都市ガスの原料はオーストラリアやマレーシアから主に輸入されており、プロパンガスはカタールやアブダビなどの中東諸国から輸入されています。
このように原料が異なるため、使用できるガス機器も異なります。
また、ガスの供給方法も異なり、電気と同じように地下を通っているガス導管を通じて各家庭に供給される都市ガスに対し、プロパンガスはガスが充填されたガスボンベを各家庭に供給しています。
住宅が密集している都心では都市ガスが多く、住宅が少ない郊外ではプロパンガスが導入される傾向にあります。
そして、気になるガス料金の制度も異なります。
都市ガスは2017年に料金の自由化が認可されましたが、従来の規制料金の影響がまだ強く残っており、販売会社が違ってもあまり料金差がありません。
一方でプロパンガスは初めから自由料金だったため、企業によって料金に大幅な差があります。
そのため、プロパンガスを利用する際は良心的な価格で販売している企業を見極めることが重要です。
ユーザーである家庭が多い都市ガスのメリット・デメリットとは?
都市ガスのメリットは、料金が安いことです。
プロパンガスはプロパンガスの設備を各家庭に設置する必要があり、設置や定期点検など人件費がかかるうえに、企業によって高額なガス料金を請求される場合もあります。
一方で、都市ガスは人件費が抑えられ、料金が安いことが魅力です。
ただし、都市ガスはプロパンガスよりも初期費用が高く、災害時の復旧に時間がかかるというデメリットもあります。