戸建てに床暖房を後付けする場合の費用や注意点とは?

不動産コラム

野村 朋洋

筆者 野村 朋洋

不動産キャリア17年

生まれも育ちも川崎です。
豊富な経験と知識を生かしお客様のベストな物件をご紹介いたします。

足元からあたたまる床暖房は、安全で快適な暖房器具といわれています。


床暖房は注文住宅の新築時に取り入れることが多いですが、既存住宅へ後付けすることも可能です。


ここでは新築一戸建ての購入を検討されている方に向けて、床暖房を後付けする場合の費用や注意点ついてご説明いたします。


床暖房



戸建てに床暖房を後付けする場合の費用とは?(タイプ別)


戸建てに床暖房を後付けする場合、まずは温水式と電気式どちらのタイプを導入するか決めましょう。


それぞれ費用や取り付け方法が異なるため、予算に応じて選ぶことがポイントです。


<温水式床暖房の場合>


温水式床暖房は、ガスや電気で沸かしたお湯で床をあたためるタイプです。


床暖房面積率を60%とした場合(16畳前後)、部材費用は60万円~90万円が目安となるでしょう。


すでに設置してある熱源機が床暖房に対応していない場合、交換費用としてさらに40万円前後の費用が必要です。


<電気式床暖房の場合>


電気式床暖房は、床下に敷いた電気パネルをあたためるタイプです。


温水式床暖房に比べて後付けでも取り付けがしやすく、リフォームにもオススメといえます。


部材費用は床暖房面積率を60%とした場合(16畳前後)、80万円~100万円が目安です。


また床暖房を後付けする場合、床を剥がして設置する方法と、既存の床のうえに設置する方法(上張り方式)があります。


工事費用の目安は、温水式で20万円~30万円、電気式で10万円~20万円です。


部材費用と取り付け費用を見ると、電気式の方が安く後付けできますが、ラニングコストは電気式の方が高くなるので注意しましょう。


戸建てに床暖房を後付けする場合の注意点とは?


戸建てに床暖房を後付けする場合、以下のような注意点にも着目してください。


・上張り方式の場合は段差に注意


既存の床のうえに設置する上張り方式の場合、床暖房がない部屋と段差が生じることがあります。


そのため高齢者や小さなお子さまがいるご家庭は、転倒やつまずきに注意しましょう。


・床材の色が異なる場合がある


床を剥がして後付けする場合、もとの床材と色合いが異なる場合があります。


色ムラを防ぐためには、既存の床とよく見比べ、色味が近い床材を選ぶようにしてください。


まとめ


新築一戸建ての購入を検討されている方に向けて、床暖房を後付けする場合の費用、設置する際の注意点を見ていきました。


床暖房のタイプによって費用や取り付け方法が異なるため、設置場所や後付けするタイミングを考えることが大切です。


寒い冬を快適に過ごせる床暖房を、ぜひ取り入れてみてくださいね。


アイナハウジングでは、JR川崎駅周辺の新築一戸建て・建売住宅をご紹介しております。


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