家を建てる大きさが決まる 建ぺい率と容積率とは?
土地や建売住宅を調べていると、よく耳にする「建ぺい率」と「容積率」。
この2つの割合で建設できる建物の大きさが決まるため、土地や建売住宅を購入するときは注意深く確認する必要があります。
今回は、建ぺい率と容積率についてご紹介します。
家を建てる際の確認事項①建ぺい率とは
1. 建ぺい率の意味
建ぺい率とは、「建物に使える土地の割合」です。
たとえば「土地100 m²・建ぺい率100%」だった場合、100 m²の建物を建てることができます。
もし「土地100 m²・建ぺい率50%」だった場合、100
m²の50%である50 m²の建物しか建てられません。
2. 建ぺい率50%が多い
建ぺい率が高いと建物を建てられる面積が広くなるため、「利用価値の高い土地」といわれます。
しかし、建ぺい率が高い地域は、その分建物同士の距離が近くなります。
あまりにも隣の家が近いと生活しにくいため、住宅地では建ぺい率50%の場所が多くなっています。
3. 建ぺい率は地域差が激しい
「高級住宅地」「田園地帯」などは建ぺい率が低く設定されており、30%~40%の地域もあります。
逆に、地価が高く建物同士が近くても大きな支障がない商業地域などでは、建ぺい率100%の場所もあります。
なお、土地開発が進むと建ぺい率の見直しが行われます。
田園地帯などで土地開発が進み建ぺい率が高くなると、建売住宅が急増することがあります。
家を建てる際の確認事項②容積率とは
1. 容積率の意味
容積率とは、「建物の床面積の合計」です。
たとえば「土地100 m²・容積率100%」だった場合、床面積100 m²の建物を建てることができます。
2階建てを建てた場合であれば、1階と2階を合わせた床面積が100 m²を超えないようにする必要があります。
2. 建ぺい率と容積率は並べて表記される
建ぺい率と容積率は並べて表記されていることが多く、「建ぺい率50%・容積率100%」などと表記されます。
「土地100 m²・建ぺい率50%・容積率100%」だった場合、1フロアが50 m²の2階建ての家を建てることができます。
3. 2階が小さい家は容積率が低い
「建ぺい率50%・容積率100%」の土地であれば、問題なく1階と2階が同じ大きさの2階建てを建てられます。
しかし「建ぺい率50%・容積率80%」などの場合、1階と2階の大きさを揃えにくくなります。
こうした建ぺい率と容積率がアンバランスな土地の場合、1階より2階が小さい建物になるためご注意ください。
まとめ
以上、建ぺい率と容積率についてご紹介しました。
住宅地の場合、「建ぺい率50%・容積率100%」が標準的な割合になります。
土地や建物を購入するさいは、「建ぺい率50%・容積率100%」を基準にして検討してみてください。
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