住宅ローンの新しい形・「親子リレー返済」で一戸建て購入
近年、日本の都心部を中心に、土地の価格も住宅資材の価格も高騰する一方です。
憧れのマイホームを手に入れたいけど、最後に値段を見てあきらめてしまう…。
返済の負担を考えると、今の時代はシングルインカムで住宅ローンの完済を考えることは、難しくなってきているようです。
「親子リレー返済」なら、マイホーム購入も夢じゃない?
今は夫婦共働きで、お互いの年収を合計して住宅ローンを返済している家庭もとても多いです。
この収入合算は、夫と妻でなくても、親子という形での合算をすることもできます。
それを「親子リレー返済」といいます。
やはり住宅ローンを組む際に一番大切なのは、世帯の年収と年齢です。
息子や娘世代があくせく働いて住宅ローンを返済していくよりも、親世代がまだまだ現役で働いているのであれば、やはり親子で合算収入としてローンを返済していくことが、それぞれの負担減にもなり、理想的でしょう。
「フラット35」の親子リレー返済とは?
ここでは、親子リレー返済を取り扱っている、住宅金融支援機構の「フラット35」の案件内容を見てみます。
親の年齢が高齢であると、単独でローンを申し込むことは難しくなってしまいます。
そこで、「フラット35」の要件に合った「子」を後継者として、親子リレー返済を組みます。
〇「親」の年齢が申し込みの時に満70歳未満であること。
〇「親」である申し込み者の後継者である「子」に、一定の年収があること。
〇「子」が「親」の連帯債務者となること。
親子リレー返済は、団体信用生命保険の加入が義務となる
親子が現役で働き、一定の収入があるおかげで住宅ローンの返済も順調。
しかし、やはり将来は親の年齢や健康が気になってきます。
フラット35のローンを組む際、団体信用生命保険の加入が義務付けられています。
これは、加入者が死亡した際や身体に障害を持った場合、住宅ローンの返済が不要になるものです。
親子リレー返済の場合、この生命保険の加入者はどちらか一人となりますが、仮に親が加入したら、親が満80歳の誕生日を迎えた日の末日までが有効となります。
その後は、連帯債務者である子が加入することができますが、子の年齢が満70歳未満であることや、健康面でも要件をクリアしなければいけません。
万が一、子が健康上の理由などでこの保険に加入ができずに、その後死亡してしまったら、住宅ローンはそのまま残り、返済していかなければいけません。
まとめ
はじめは親子の合算収入で住宅ローンの返済をしていき、その後は子が残りのローンの返済をしてゆく。
こういった親子リレー返済はここ最近でとても増えています。
しかし、やはり親も子のローンの完済を無事にするためにも、共にいつまでも健康で働けるうちはしっかりと働いて、少しでも多くローンを返済していくことが望ましいでしょう。
私共アイナハウジングでは、川崎・横浜エリアを中心に一戸建て物件からマンションなど、こだわりのマイホーム探しをお手伝いしております。
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