戸建ての建築では基礎工事が大切!内容と進め方をしっかり把握しよう
戸建てを建てるときは基礎工事が重要だと、聞いたことがあるかもしれません。
けれどもあこがれのマイホームでは、間取りや外壁などの目に見える部分を意識してしまうため、基礎についてはあまり知られていないようです。
そこで今回は、一戸建ての購入を検討されている方に向けて、基礎工事の内容や進め方についてご説明します。
戸建てを建築するときは知っておこう!基礎工事とは何か?
戸建て建築の流れを確認すると、基礎工事が必ず含まれています。
では、「基礎」とは何のことなのでしょうか。
基礎とは、「地面と建物のつなぎ目にあたる部分」のことです。
建物の大切な土台となり、基礎の強度が耐震性や耐久性にも影響します。
工事には、主に2つの方法があります。
ベタ基礎
建物の底一面を鉄筋コンクリートで覆う方法です。
安定性や耐震性が高く、湿気やシロアリなども防ぐため、長い間建物を守ることができます。
現在、多くの家に採用されている方法です。
布基礎
建物の柱や壁の部分にコンクリートを流し込む方法です。
ベタ基礎が「面」で支えるのに対し、こちらは「線」で支えます。
地面からの湿気にやや弱い面がありますが、コンクリートなどを使う部分が少ないため、コストが低いことがメリットです。
戸建てを建てるときに大切な基礎工事!進め方もしっかりと覚えておこう
建物の基礎は、どのような進め方で工事をするのでしょうか。
例として、ベタ基礎の進め方についてご説明します。
1.建物が建つ部分に地縄を張る
2.基礎の底の部分まで重機などで掘る
3.細かく砕いた「砕石」を全体に敷き、その上に防湿シートを敷く
4.「捨てコンクリート」を流し、乾いたら基準線を引く
5.鉄筋を組み、外周に型枠を組んでコンクリートを流し込む
6.乾いたら、内部の型枠を組んで、コンクリートを流し込む
7.型枠を外し、仕上げをする
作業開始から完了までには、通常1ヶ月から1ヶ月半ほどかかります。
知識や技術が必要なため、専門の職人が行うことが一般的です。
また基礎工事を始める前には、地盤調査をしっかりと行うことも重要です。
もし地盤が弱い場合は、改良工事も含めた基礎工事が必要になりますので、注意しましょう。
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